| 座長 | 橋爪紳也(大阪府立大学特別教授/大阪市立大学都市研究プラザ特任教授) |
|---|---|
| 副座長 | 嘉名光市(大阪市立大学大学院准教授) |
| 代表幹事 | 畑眞八郎(株式会社コムデックス) |
| 副代表幹事 | 千葉桂司(Kまち工房) |
| 〃 | 福岡康仁(ハッピーヒルズ有限会社) |
| 幹事 | 川畠礼子(株式会社キハラプロジェクトオフィス) |
| 〃 | 国沢 晃(大阪ガス株式会社リビング事業部都市開発チーム) |
| 〃 | 野村 充(野村充建築設計事務所) |
| 〃 | 見雪 満(株式会社イトーキ) |
| 〃 | 向井邦子(オリジン) |
| 〃 | 吉住裕子(有限会社未来教育設計) |
会員名簿は現在作成中
都心を創造的な場に改めることから、大阪の再生を果たしたい。都市には、異なる才能が出会い、 刺激を受けあい、新たな創作活動の意欲を高めあう場が必要です。戦前、大阪の文化力と経済力が際だっていた時代には、 道頓堀のカフェや心斎橋のパーラーが文化人や芸術家の溜まり場になっていた。第一級の才人が各地から来阪する際には、 そういった文化的なサロンを必ず訪問し、交流と懇親を重ね親交を深めたという。 S-CREPは新たな交流の場、クリエイターたちが集う拠点を船場に用意するものだ。
船場は可能性を秘めた場所である。S-CREPのシンボルマークにデザインされているように、 筋と通り、碁盤目状に整然と区分されている。方形の街区ひとつひとつを引きだしと考えると、 街全体は、まるでかつて薬種商の店先に置かれていた箪笥のようだ。たくさんの引き出し、 そののなかに優秀な人材が隠れている。クリエイティブな発想や企業家精神が収まっている。 新しい事業をかたちにしたいという意欲と、投資の対象を探す資金が眠っている。
S-CREPは潜在化した船場のポテンシャルを、かたちにしようとする試みである。 船場という場所の魅力がたかまれば、より多くの才能が世界中からこの地に集うに違いない。 船場は東アジア圏域でもっとも刺激的な、クリエイターたちの寄港地となるはずだ。 創造的な都心を新創造するS-CREPの活動に、結集して欲しい。
都心をどうするか。これは21世紀の都市が取り組まなければならない最も重要なテーマであろう。 かつて20世紀という時代、急激に拡大・膨張した都市のなかで、 都心はその存在理由を問いなおす機会を与えられなかった。 富や仕事を生み出して経済を活性化させることを主たる役割とし、それ以外の役割を担う余裕もなかった。
その結果、都心は人間にとって無味乾燥で味気なく「仕事をするだけ」 の砂漠へと変貌してしまった。 本来、都心とは、人間の知的好奇心を刺激し、情報の交換と発信で構成される高度で複雑な文化装置としてのオアシスであった。 だが、その複雑さゆえにそのメカニズムを再現、誘導することは近代以降の都市工学では困難とされてきた。 我々が大阪という都市の再生を真剣に考えるのであればあるほど、その問題を避けて通ることはできない。
創造力に富み、常に新たな情報の交換と発信が渦巻く刺激的な都心へと今の都心をつくりもどしていくことが欠かせない。
船場クリエイティブ・ポートの船出が、大阪の都心が人を惹きつけずにはいられない場所へと変貌させてくれることを期待して止まない。
変化する船場を早期に魅力ある街にするには、仕掛けが必要と考えます。
その役割を果たしていこうと「船場クリエイティブ・ポート推進協議会」通称S-CREPが発足しました。
その為の手法として、船場に知恵、技術、創造力、ネットワーク等を集積させる為の施設 (貸ビル=コンパクトデザインオフイス・SOHO施設)をつくり、そこにそれ等を有するクリエイターが入居し、 クリエイター同士コラボレーションしていく仕組みを構築していきます、つまり「知的創造の集積地、考場地域」を目指していきます。 ベースの仕事内容は施設開発、業態開発、商品開発~地域開発等を行い、エリア範囲は全国に向け活動していきます。 大阪船場の知恵を全国に拡大していくわけです。そうすることにより賃貸ビルも活性化し、 クリエイターが発展するファクターとして効果があると考えます。この手法の基本は江戸時代からある家守事業であり、 その手法をモデルに現代版にアレンジしたものです。
現在から次世代にかけては個人の時代と言われております。現在、 ネット社会に於けるニューエコノミーの進展と共に組織に属さない自立した労働者が自由に仕事が出来る基盤が出来てきております。 SNSやブログを活用することで、いつでも、どこでも、情報を受発信できたり、パートナーを探したり出来る環境が整備されてきております。
そのような状況の中、個人は勤務時代と違い、必然的に発想が豊かになり必然的にネットワークを大事にしていきます。 そして、いつでも、どこでも仕事をして非常に優秀な人/クリエイターが多く存在します。
しかし、一部のクリエイターを除いて一般的には下請の立場であったり、安定した仕事の入手が難しいのが現実です。 優秀なクリエイターが存在するも営業力に欠けたり、ネットワークをつくるにおいて苦手な人も多く存在します。 そのようなクリエイターにビジネスチャンスを発生させる事がS-CREPの役目と考えます。
又、直接的なクライアントと仕事をしたり、大企業と伍して競争し社会への責任を果たしていくには、
個人が連携して組織を構築していかなければ果たし得ません。そこで、
個人の集合体を企業体として仕事を発生させていくのがこのS-CREPです。S-CREPは理論だけではなく具現化していきます。
その結果、街づくりに繋がっていくことと確信いたします。そしてこのS-CREPが全国の街づくりのモデルとなる
リードオフマン的な役割を果たしていきたいと考え最善の努力をしていきます。
この趣旨にご賛同いただけるクリエイター、企業の方々と共に目的達成したいと思っております。